交通事故の対応のポイント

車いす生活を余儀なくされた娘

Posted:2016/11/15

現在21歳の娘は2年前の冬の朝、雪道をスリップしてきた車にはねられました。

事故後1週間ほどは意識不明の状態で、お医者様に「このまま目が覚めない可能性がある、覚悟しておいてください」と言われた時のことは今でも覚えています。

その後奇跡的に意識を取り戻した娘でしたが、怪我の状態はとてもひどく、当初は胸から下が全く動かない状態でした。
しかし少しずつ大変なリハビリを重ねて、半年前にやっと退院してきました。
それでも両足の麻痺は回復せず、現在は車いすでの生活です。

事故当時は大学へ通っていたのですが、長い間入院とリハビリで通えない状態だったので現在は休学中。本人は来年から復学したいと言っていますが、車いすだと通学に色々と不都合があるので困っています。

車を運転していたのは若い女性でした。きちんとした自動車保険に入っていたのがせめてもの救いで、賠償金としてかなりの金額をいただきましたし、きちんとした方のようで毎月お見舞いの手紙も送ってくださいます。

しかし、どんなにお金があろうが丁寧な手紙をもらおうが、娘の脚はもう動きません。
希望の大学に入学してあんなにきらきらと輝いていた娘の未来は、交通事故で急速に狭まってしまいました。

母親がこんな気持ちなのですから、本人はもっと辛いと思います。この気持ちをどこにぶつければいいのか、わかりません。

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