交通事故の対応のポイント

交通事故後にやってはいけない行動

Posted:2016/9/2

私は今、病院でお仕事をしています。そんな私には昔、交通事故で友人を亡くしてしまったという経験があります。それが誰かを助けたいという思いに繋がって今があるのですが、そんな仕事をしているからこそ、その友人が亡くなってしまった理由が分かるようになりました。

私は事故現場を見たわけではないのですが、その友人は友達と一緒に歩いて帰る最中だったそうです。まだ小学生の頃で、ちょっとやんちゃな子だったので道路に出て遊んだりしながら帰宅していたのでしょう。事故現場は車の量が多いわけでもないですし、道が入り組んでいる場所でもあったので、車のスピードはあまり出てはいなかったそうです。

そんなゆっくりとした車に引かれた友人は、外傷はほとんどなかったようですし、意識もしっかりとしていました。それに、子供心に交通事故に遭って興奮してしまったのか、それとも強がっていたのか、本当に何ともなかったのかは分かりませんが、すぐに大丈夫と言って病院に行かず、家に帰ってしまったそうです。そして、その夜に突然亡くなってしまったのです。

なぜ、と思われる方も多いでしょうが、交通事故は決して外傷だけで重症かどうかを判断してはならないのです。その友人は、内臓が傷ついていたのに、それを無視してしまったがために、亡くなってしまったのだと、私は最近知りました。

そのような例があるので、もしも交通事故に遭ってしまったら、例え外傷がなくとも、必ず救急車を呼んで検査をしてもらうようにしましょう。

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