交通事故の対応のポイント

雨の日の事故-1

Posted:2016/9/2

私が住んでいるところは田舎なので、保育園への送り迎えは車を使う方が多いです。ママ友のAさんも、やはり車で子供をつれてきていました。

保育園の駐車場は狭いので、隣接する公共施設の駐車場も利用してよいことになっています。その日Aさんは、公共施設の駐車場に車をとめて、子供を園に送り届けました。

その日は朝から小雨が降っていました。Aさんは、午前9時から仕事の研修を予定していました。入園して数ヶ月がたち、ようやく子供も落ち着いたところで、ようやく手に入れた仕事です。Aさんはずっと社会復帰を希望しており、職場はやや遠方でしたが、とても張り切っていました。

8時30分前に子供を預け、9時から仕事の開始というのは、時間的にはやや厳しいです。しかし、研修さえ乗り越えてしまえば、シフトは自由だからというのがAさんの考えでした。とはいえ、急いで車を動かすことはありません。駐車場には、登園してきた園児とその保護者がまだたくさんいます。同じ園に通う家族と交通事故など起こしてしまうことは、みな絶対に避けたいし、注意をしていました。ほぼアクセルを踏まない状態での走行だったといいます。

その駐車場には車止めがありませんでした。アスファルトに白線が引かれているだけです。車が2台前後して置けるスペースが、通路を挟んで4列設けられていました。Aさんは時速20キロ以下のペースで、通路をゆっくりと進んでいました。(続く)

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